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  • 2015.10.01 Thursday
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社会保障の将来像

 
今年の通常国会がはじまりました。菅さんの所信表明演説を聞きました。この人は野党時代はけっこう迫力のある発言スタイルで知られていましたが、首相になってからは、どうもイマイチな気がします。内容もとりたてて目立つものはなく、だれがやっても変わり映えのしない内容だったと思います。

日本はGDPで中国に抜かれました。おそらくこれをひっくり返すことは無理でしょう。というと負けを認めるのか・・・という方がいるかもしれませんが、勝ち負けの問題ではありません。

社会学の中心的なテーマに社会変動論があります。先発社会と後発社会の問題、ウォラーステインの世界分業論など、いろいろな内容があっておもしろい領域ですが、このあたりのテキストを読み進めると、中国の経済的台頭は想定内の範囲(ちょっと古いキーワードですかね)でしょう。

さて、変動論をベースに語るとすれば、これからの日本が目指すべきは、国民の満足度であると思います。満足度というのは数字の指標がはっきりしないので難しいとは思いますが、政治体制や国民所得、社会保障などなど幅広い領域において検討されるものだと思います。

今朝の朝日新聞の折り込みのGlobeは、バーリンホウ(80后)の特集でした。1980年代生まれの中国の若者たちのリアルな話で、結構おもしろく読みました。

彼らは、文化大革命を知らないで育っています。また昇龍とよばれる中国の高度成長期にひとりっ子政策のなか、大事に育てられてきています。記事は北京大学卒業という中国のエリート層の話でしたので、特集かもしれませんが、中国は子どもはみんな平等だという考えをもっていません。私の授業で使う映像に「中国小皇帝」という小学生の競争社会を描いたものがありますが、成績によるランク付けなど、日本人の論理ではちょっと問題があるのでは・・・というような公立教育の現場が描かれています。

いまのバーリンホウ世代はこういった教育のなかの競争を勝ち抜いてきた若者たちが中心になっています。彼らは過去の日中関係と関係なく、自信にあふれた現代中国の尖兵たちです。

菅さんはあいかわらず「最少不幸社会」というキーワードを使っていましたが、ベンサムの最大幸福を裏返ししたあまりいいとは思えない発想だと感じます。

いま大切なことは、21世紀が20世紀の価値観でものを考える時代ではない、という事実を直視し、新しい価値観や創造性を構築していく必要性があるという認識だと思います。




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